Tokyo Techiesが伴走します
WeWork JapanのサイトのパフォーマンスとUX(ユーザーエクスペリエンス)向上のため、ウェブサイトのデザインリニューアル・移行を行いました。デジタルマーケティング戦略の一環として、サイトのセキュリティ対策も実施しました。
現代のビジネスにおいて、ウェブサイトはデジタルプレゼンスの最低要件となっています。ウェブサイトはビジネスのオンラインチャンネルの中核にもかかわらず、ユーザーは平均して15秒未満しかウェブサイトに滞在しません。このわずかな時間内でユーザーの注目を得るため、SEOの最適化、ユーザーフレンドリーなデザインはほとんど不可欠です。使いにくいナビゲーションメニューや機能の不足など、ウェブサイトの機能性に制約があることも大きなデメリットとなります。
WeWork Japanはオンラインプレゼンスを刷新するため、ウェブサイトの改善を検討していました。ウェブサイトのパフォーマンス向上、セキュリティ確保、ユーザーフレンドリーなデザインを備えること、WeWorkグローバルブランドとの一貫性を保つこと、新しいウェブサイトのURLへのドメイン移行も計画していました。
WeWork Japanの新しいウェブサイトの要件を把握する際、WeWork JapanのCEO ジョニー・ユー氏が直接 Tokyo Techiesの開発チームと議論を重ねました。ジョニー氏は技術的な専門知識にも詳しく、プロジェクトの要件を非常に高いレベルで理解し、要件をまとめていただきました。
Tokyo TechiesとWeWork Japanは緊密に連携し、新しいウェブサイトの設計と開発に取り組みました。SlackやKlever Suiteなどのツールを使用してコミュニケーションを図り、WeWork Japanも開発の各段階で参加しするなど、以前よりさらに優れたウェブサイトを作成するべく協働しました。
わずか3ヶ月の間に、弊社はWeWork Japanの新しいウェブサイトを成功裏に設計・開発し、旧ウェブサイトのドメインから新しいドメインに移行を完了させました。
開発プロセスの第一段階として、弊社デザインチームはWeWork JapanへのUXリサーチを実施し、現在のウェブサイトの課題を洗い出しました。
WeWork Japanからインサイトを得た後、弊社は改善の可能性を検討し、提案されたデザインコンセプトに新しいアイデアを組み込みました。
日本だけでなくグローバルユーザーにも向けた美しいサイトデザインを実現させ、WeWorkのグローバルブランドにも合致したサイトビジュアルが完成しました。
ドメインの移行は、正しく行われない場合にはSEOに最も大きなリスクが伴います。例えば、www.oldsite.com からwww.newsite.com へのドメイン名の変更は、ホームページを含むすべてのURLが変更されることを意味します。
さらにWeWork Japanの新しいサイトはデザインやコンテンツにとどまらず、全体の構造を見直しての再構築だったため、非常に高いリスク評価が必要とされていました。
弊社は適切なURLリダイレクトを設定するため、シンプルなURLディレクトリ構造と形式を作成しました。またすべての画像に代替テキストを実装し、サイトのアクセシビリティを向上させ、webp形式の写真を使用することでサイトの読み込み速度を高めました。
さらに、開発プロセス全体で他のSEOの考慮事項も考慮し、ウェブサイトのインフラストラクチャ、キャッシュメカニズム、およびLighthouseスコアなどのオープンソースの自動監査ツールを使用してWebページの品質を向上させました。
また、ヘッドレスコンテンツ管理システム(CMS)の導入により、コンテンツの表示と管理を分離しました。このアプローチにより、サイトの速度とSEOが大幅に改善されました。
WeWork Japanのマーケティングチームと開発チームが堅牢なメタデータ、カスタマイズされたURL、緻密なカノニカルタグ、適切なマークアップを作成し、新しいコンテンツキャンペーンを以前よりも迅速に開始することができるようになりました。
デザインや開発に加えて、弊社はWeWork Japanのウェブサイトに対してサイバーセキュリティの侵入テストも実施し、新しいサイトが安全であることを確認しました。ほかにも多くの攻撃パターンを検出してブロックするセキュリティルール、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)のセットもウェブサイトに実装しました。
これにより、WeWork Japanのサイトはクロスサイトフォージェリ、スクリプティング、ファイルインクルージョンなどの潜在的な攻撃から保護されました。弊社は引き続きWeWork Japanと協力し、新しいウェブサイトの保守性やマーケティングチームのCMSの使いやすさなど、他のサイト強化策の実装に取り組んでいきます。