Tokyo Techiesが伴走します
船舶用の自動清掃ロボット導入により、清掃業務の効率化を図るというプロジェクトの一部をご紹介します。一般的な建物とは異なる船内でロボットが効率的に動作するかをシミュレーションするシステムの開発を行いました。
船舶の点検や清掃作業は今でも手作業に頼っており、非常に多くの、しかも熟練したスタッフが必要なのをご存知でしょうか。
当社のクライアントは、船舶の点検や清掃作業における手作業の負担を削減し、業務効率を改善するために自動清掃ロボットの導入を検討していました。業務ロボットを導入する際には、導入前のシミュレーションが必要不可欠です。特に船内という一般的な建物とは異なる環境でのロボットの動作をシミュレーションする必要がありました。しかし、実際のところ、シミュレーション環境の作成は容易ではありません。ソフトウェア内で物体(ロボットや船)を正確に動かすには、重量、慣性、ジョイントの移動などの正確な物理量が必要であり、そのためには高度な専門知識が求められます。
Tokyo Techiesは、迅速な開発スピードと高度な専門知識を持つ柔軟なチームが評価され、このプロジェクトの開発を担当しました。船舶内のシミュレーションは前例がなく、非常に高度な専門知識が必要な、やりがいのあるプロジェクトとなりました。
Tokyo Techiesは、ROS(Robot Operating System)とGazeboを使用して、船の環境とロボットモデルを含む3Dシミュレーション環境を作成しました。また、ロボットのナビゲーションシミュレーションやセンサーモデル、マッピングツールの自動制御も考慮しました。特に、LiDARセンサーモデルをロボットに装備することで、正確なデータ収集と蓄積が可能となりました。
Tokyo Techiesはわずか2か月で最終形の3Dシミュレーション環境を構築しました。この仮想環境でロボットをテストすることにより、クライアントは導入後に起こりうるエラーや不正確性による潜在的なデータ損失を事前に把握することができました。結果、自動清掃ロボットの導入に伴うリスクを最小限に抑え、クライアントの効果的な業務改善を実現に貢献することができました。