Tokyo Techiesが伴走します
Tokyo Techiesは、2021年12月10日、日本に来ている留学生を対象に、技術職に関するキャリアセミナー「Techies Talk:Scoring a Tech Job in Japan!」を開催しました。
今回のイベントは、ディーセントワークと経済成長に貢献するという、企業のCSR活動の一環として、上野にあるTokyo Techiesのオフィスで対面開催しました。マスク着用やアルコール消毒、窓の開放などといったコロナウイルス対策を万全に講じて開催し、20人以上の情熱を持った大学や語学学校の学生・卒業生が参加してくれました。
このイベントでは、Google Cloud JapanのテクニカルソリューションエンジニアであるVictor Torresと、Tokyo Techiesで製品開発やビジュアルデザインを担当するDhiyasha “Dhisha” Stamboelが講演を行いました。
まず、東京工業大学修士課程を修了したビクターは、世界最大のIT企業であるGoogleでのキャリアを築くまでに至った、チームラボでのインターンの経験や、Tokyo Techiesチームのメンバーとして働いた経験について話してくれました。そこでビクターは参加者に対し、日本の日々成長するテクノロジー業界が新しい才能を求めていることを踏まえて、常に面接を行うこと、就職活動の際に信頼を失わないようにすることというアドバイスを伝えていました。
次に講演を行ったDhishaは、2021年9月に上智大学理工学部を卒業したばかりで就職活動をついこの前まで行っていたということもあり、彼女が就職活動に取り入れた新しいプロセスについて紹介してくれました。はじめ、Dhishaにとってデザインは趣味程度のものでしたが、就職活動の際にはUI / UXデザイナーとしてテクノロジー分野でのキャリアを築いていきたいと考えていました。そのため、イベントではデザイナーを目指す参加者に対して、LinkedInなどの求人サイトで公開することのできる詳細でユニークなポートフォリオを持つことが大事だというアドバイスをしました。また、就職活動が精神的に厳しいものであることにも言及し、就職活動の際には周りからのサポートしてもらえる体制を持つことが大事だということも話してくれました。
次に行われたパネルディスカッションと質疑応答では、ビクター、ディーシャ、そしてモデレーターのウジワル・ミシュラに対して、インターンシップの重要性やIT業界で働くために必要なスキルなどについて、多くの質問が投げかけられました。このセッションは大変盛況で、多くの質問に対応するため予定よりも時間を延長するほどでした。その後、1時間の懇談会をセッティングし、ピザやソフトドリンクとともにTokyoTechiesのメンバーと参加者が交流し、新たなネットワーク作りの場として有意義な時間を過ごしながら、イベントは終了しました。
国連は、コロナウイルスの影響により世界中で約2億5500万人の雇用が失われたと指摘しており、持続可能な開発目標(SDGs)のレポートでは、コロナウイルスの影響が若い世代の失業増加につながり、SDGsの目標8「まともな仕事と経済成長」を脅かしかねないと述べています。
そこでTokyo Techiesは、今回のようなキャリアイベントを開催することで、若い才能、特に日本在住の外国人の、日本のIT業界での満足できる就職の支援を行っていきます。
Tokyo Techiesは、今回を皮切りに、今後もITに焦点を当てたキャリアセミナーを開催し、才能あふれる参加者の方の皆さんとの出会いを楽しみにしています。