Tokyo Techiesが伴走します
日本の伝統的な企業では、たいていITシステムの開発・保守を外部のシステム会社やベンダーに依存しており、この現状は数十年の間なかなか変わっていいません。
平たく言うところの「丸投げ」スタイルにより、企業自身がシステムに対する深い知識や管理能力を持たない状況が生まれてしまっているといえます。
一方、アメリカなど欧米の多くの企業では、非IT系企業であってもエンジニア採用・育成に積極的に投資をし、システムを自社内で開発・管理することで、しっかりと納期やシステム自体の管理を自社内で行なっています。
このようなシステム管理に対する姿勢の違いは、長期的なシステムの開発や保守において大きな影響を及ぼしています。
日本企業が直面しているシステム関連の課題は多岐にわたります。以下に主要な問題点を挙げます。
これまで日本が行ってきたシステム開発の歴史により、昨今、システム開発・保守の責任が外部ベンダーに偏る事で、企業はシステムに対する理解や所有権を持つことができず、特にトラブルが発生した際には迅速な対応がとても難しくなっております。また、もしシステム障害や情報漏洩などの重大な問題が発生した際には、責任は開発を依頼した側に発生します。開発ベンダーとのやり取りに費やす労力も非常にかかり、素早いインシデント対応が難しくなりがちです。
そして、技術者の不足もより深刻化しています。経済産業省の調査によれば、2030年までに日本では最大で79万人のIT人材が不足すると予測されています。これは技術者の不足だけの問題ではなく、採用コストや適切なスキル評価フレームワークの欠如など、複合的な問題に起因するものです。
また専門知識の習得に時間がかかる、経験豊富な人材の確保が難しいなど、人材育成の難しさも課題となっていきます。
そして近年、ビジネス環境が急速に変化する中で、外部のシステム会社に任せるだけでは素早くシステム開発を行うことが難しくなってきています。実際に企業もこの認識を持ち始めていて、素早い開発を叶えるため、「システムの内製化」を図る企業が2023年は前年に比べ10.9%増加しています。
これらの問題の背景には、いくつかの要因があります。
日本では長らく「ウォーターフォール型」のシステム開発が主流で、システムの専門知識やリソースを持たない企業は外部ベンダーに開発を委託することが一般的でした。特に大企業においては、社内に開発チームを構築するよりも、システム会社に業務を委託する方が ①開発スピードの短期化 と ②市場投入までの時間短縮 が見込まれるため、短期的なメリットを優先し外部に開発を委託しがちでした。
ただしウォーターフォールによる開発は、大規模なシステムには適していますが、変化の激しいビジネス環境に対応するための柔軟性にはやや欠けており、システムの老朽化や機能の陳腐化を招きやすいというデメリットがありました。
さらに、昨今のビジネス環境の変化に伴い、システムが複雑化し、単にシステム会社・保守会社に全てを委託していれば問題なかった状況も、変化してきています。
システムの内製化を進めるためには、以下のステップが重要です。
システム内製化における課題を解決するため、私たちTokyo Techiesは以下のソリューションを提供しています。
私たちはこれまで数多くのワンストップのITコンサルティングプロジェクトを通じて、クライアント企業の「内製化」を支援してきました。
必要に応じて、開発だけでなく、採用や教育などのサポートも柔軟に提供しています。
これからも成功事例を共有し、日本企業の持続的な成長に貢献してまいります。
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参考資料: DX動向2024 (IPA 独立行政法人情報処理推進機構)
https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/dx-trend/eid2eo0000002cs5-att/dx-trend-2024.pdf