Tokyo Techiesが伴走します
「会社でDXを進めることにはなったけど、何をすればいいのだろう」と悩んでいる方、中小企業でDXを進めようと考えている方に向けて、DXとは何なのか、どのようなメリットがあるのかなどをご説明します!
DXは、平たく言うと「デジタル技術で社会を良くしよう」という意味です。
つまりDXを考えるにあたって、「デジタル化」と、それに伴う「変革」がキーワードなのです。
ここで参考として、経済産業省のDX推進ガイドラインにおけるDXの定義を確認してみると、
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」(下線は筆者によるもの)
というように、デジタル技術の活用と変革という言葉がキーワードである事が分かるかと思います。
そしてここに、デジタル化との違いがあります。デジタル化もDXの一部ではありますが、デジタル化がビジネスの変革までつながらない場合、それはDXとはなりません。つまりデジタル化を行い、そのデジタルの力で経営判断や業務改善などの変革を行い、業績に好影響を与えるまでがDXの定義なのです。そのため、DXにとってデジタル化は最低限の条件であり、DXの流れは下記の様になります。
それではなぜDXを行わなくてはならないのでしょうか?経済産業省やコンサルティング企業の指摘によると、DXを行うメリットは大きく二つあります。
競争力が上がり、業界での優位性が確立できる
DX失敗による損失を免れることができる(2025年の崖)
まず、競争力が上がることによる優位性の確立ですが、マッキンゼーが2020年9月に出した提言によると、「収入の増加」「コスト削減」「イノベーションの増加」「生産性向上」など、DXによるビジネスへの好影響が指摘されています。特に、仕事のパフォーマンスというところでは、DXに成功した企業とそうでない企業の間にはパフォーマンスに3〜4倍の差が生じるという指摘もされています。このようにDXはビジネスの様々な側面に影響を及ぼし、競争力の向上とそれに伴う優位性の確立に貢献します。
次に、よく指摘されるのが「2025年の崖」問題です。「2025年の崖」として指摘されていることは、システムが老朽化・複雑化している現在の状況を打破できない、つまりDXが上手くいかなかった場合、それに伴う経済損失が2025年以降12兆円(現在の3倍)になるという問題です。また経済的な損失のみならず、ITシステムの運用者がいなくなることによる業務基盤の維持継承が困難になるということや、サイバーセキュリティの安全性の悪化などが指摘されており、経済的損失にとどまらない大きな被害が発生する可能性があります。2025年以降に発生することが見込まれる様々な損失を回避することができるというのも、DXのメリットであると指摘できます。
こういったメリットが大きいDXですが、その達成までには多くの障害が存在するものでもあります。そのため、DXを成功させるには以下の4つのポイントを抑える必要があります。
まず、DXを実現するために一番必要とされているのが、
です。経営陣が本格的に参画しないDXの計画は失敗に終わる可能性すらあります。DXを行う中で、現場は業務プロセスの変更とそのための労力が必要になるため、DXに対して反発することがよくあります。しかし、そういった反発をも跳ね返し、DXを推進しようという経営陣の強い意志があることによって、DXを進めていくことが可能となります。そのためDXの推進にあたっては、経営陣の意思決定というものが非常に重要になるのです。
また、DXの推進にはIT人材の確保も重要です。日本企業はIT部門をアウトソーシングしていることが多く、自社内にIT人材を抱えていないというケースがしばしばあります。DXを成功させるための第一ステップとしてデジタル化があるため、IT人材を外部で探したり、トレーニングを行ったりする必要があります。
さらに自社に合ったシステムの選定もとても重要です。例えば、顧客管理システムを導入して活用する際、自社の規模や求めるサービスによって、最適なシステムが変わります。しかし、もし「どの企業もこのサービスを使っているから」といった理由で、自社に最適でないシステムの導入してしまった場合、システムが上手く機能するどころか、機能が多すぎて使い方が分からないなどの問題が発生し、次第にシステムを使わなくなったり、システムが作業効率を落としてしまったりするケースというのは案外多いのです。そこで、自社の規模や提供しているサービス、業務の形態に合わせたシステムの選定をすることで、業務の生産性向上など、DXのメリットを最大化することができるのです。
そして、DXは一朝一夕で実現できるものではなく、長いスパンで検討していかなければならないということ、つまりDXに向けたワークフローの作成も重要です。DXに際してシステムなどを導入するときには、従業員に対してシステムの利用方法などのトレーニングを行う必要があります。そういった一連のワークフローを作成せず、長いスパンでの計画を持たずにDXを始めてしまっても、失敗に終わってしまうことがあります。
これらの4つのポイントを抑えることでDXを成功に導くことができます。DXを成功させたい方は、この4つのポイントが自社に備わっているのか常に確認しながらDXを推進されることで、よりよいDXを実現ができると言えます。
先に挙げた4つのポイントについて、弊社はワンストップのソリューションを提供することが可能です。例えばITコンサルの観点から、経営陣の意思決定や、自社に合ったシステムの決定、DXに向けたワークフローの作成などについて、ご相談に応じております。
またIT人材の確保という点でも、Tokyo TechiesにはAIやソフトウェア開発、アプリケーション開発などの経験豊富なスペシャリストが在籍しており、高い技術力でお力になることができます。
トウキョウテッキーズはOne-stop ITコンサルとして、みなさまにデジタルトランスフォーメーションを通じた創造的なソリューションを提供します。
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