Tokyo Techiesが伴走します
目標があることで、人生や仕事において「もう少しがんばってみよう」と思えることはよくあります。しかしその過程は楽しいばかりではないのも事実です。それでも一度憧れた夢に向かって「努力が努力でなくなる」瞬間に、仕事や人生における充実感を感じられるのではないでしょうか。
Tien Anh(TA)は、2023年1月にバックエンドエンジニアとして入社しました。TAは学生時代から日本で働くという夢に向かって努力してきました。
Tokyo Tech Lab(Tokyo Techiesの姉妹会社)で2年間の勤務を経てついに私たちのチームに加わり、念願の日本で働くことに!そんな彼に、これまでの道のりをインタビューしました。
Nguyen Tien Anhです。23歳でベトナムのハノイ出身です。TAというニックネームで呼ばれています(本当は難しい発音なんです)。ハノイ科学技術大学で学び、Tokyo Tech Lab (Tokyo Techiesの姉妹会社、ベトナム) でバックエンドエンジニアとして数年働いた後、Tokyo Techiesに転職しました。
このチームに惹かれた理由の一つは多様性がある点です。世界のさまざまな地域から集まった社員、ダイナミックで活気のある職場環境に、今とても刺激を受けています。
また僕は常に自分を成長させるようなグローバルな環境で働きたいと思っていたので、Tokyo Techiesはまさにそういった働き方を叶えるのに最適な環境だと、ベトナムの姉妹会社にいる時から思っていました。
大学ではITと日本語を専攻していて、日本の食文化や桜、伝統的な文化について知る機会がたくさんありました。また当時すでに日本で仕事をしていた兄から、日本での生活についていつも聞いていました。それで日本で働きたいという思いが強くなりました。
日本の中でもグローバルな環境で仕事をするためには、技術力と英語・日本語の能力は必要だと思っていました。
日本語については、大学での授業のほかにリスニング力を強化できるよう自習し(Youtubeで毎日日本語のPodcastを聞きました)、2022年にJLPT(日本語能力試験)N2級に合格しました。
英語に関しては、幸運なことに毎日一緒に英語を話す外国人の友人がたくさんいたので、英語力をかなり向上させることができました。大学卒業後は順調に技術者として経験を積み、ほんとうに日本に来る準備は万端!という感じでした。
いよいよ日本での勤め先を探すとなった時、グローバルな企業でありながらも日本企業を顧客とするIT企業を探しました。いくつか候補があったけれどもTokyo Techiesがいちばん理想的な成長環境だと思い、応募して無事採用となりました。
一番苦労したのは時間の使い方かもしれません。ベトナムにいるときは日本語・英語・ITの勉強と趣味で1日がパンパンでした。仕事とそのための勉強ももちろんですが、趣味も全力でやっていたので。僕は2つのバンドでドラムを担当していて、練習も本番のライブも多かったんです。またバスケットボールも真剣に取り組んでいたので、週に2〜3回、時にはそれ以上プレイしていました。
そんな中で時間を有効に使って仕事に打ち込むために、やらなければならないことと楽しいことを組み合わせる方法を模索しました。例えば、私は音楽とバスケットボールが好きなので、バスケットシューズの動画やギターのレビューなどを日本語と英語で見て、勉強と楽しみを同時にやったり。また友人とコーディングコンテストに参加するなど勉強を面白くする工夫をしました。自分なりに時間の使い方を工夫して、自分の時間を確保しながらも夢に向かって着実に前進することができました。
初めて一人暮らしをしたのは大変でした・・・。家を借り、食事を作り、家具を買い、と最初は大変でしたが、今思えばとても貴重な経験だったと思います。
一人暮らしは自立するいい機会で、家族と一緒に暮らしていたときとは違って自分の身の回りのことは全て自分でやらなければならない。ちょっと大変でしたがこの経験をしてよかったと思っています。
ベトナムではバイクや車に頼ることが多く、渋滞や大気汚染の原因になっていますが、日本は交通の便がとてもいいです。日本ではみんなよく歩いているし、電車やバスなどの公共交通機関を当たり前のように使えますが、これって実はすごいことです。
こちらに来てから空気がとても新鮮できれいなので、美しい景色を楽しみながら外でジョギングをすることが多くなりました。
最初の数週間はベトナムからリモートワークをしていたので、Tokyo Tech Labで働いていたときと同じように仕事をしていました。しかし渡日し東京オフィスに加わったことで、よりダイナミックな議論ができるようになり、チームメンバーにもアプローチしやすくなりました。
またリーダーと1対1の面談をする機会も定期的に設けられ、ある期間内に達成可能な目標をたてるサポートをしてもらっています。これにより一層頑張ろうという気持ちになりました。
「ワークライフバランス」。僕がこのチームの労働環境を考えるときに思い浮かぶのはこれです。基本的なルールやマナーはあるけれど、自分のアウトプットと仕事の質が変わらない限りどこでどうやって働いてもよい。全員プロとしての責任感があり信頼し合うチームだからこそ、働き方の自由度は高いです。
そして皆さんはとてもオープンで協力的で、何かあればいつでも頼ることを歓迎してくれます。初日から気持ちよく働けたのはそのおかげかもしれません。
日本に来た日は携帯を持っていなかったので不安でしたが、空港に迎えに来てくれた同僚がいました。家を探している間も同い年の社員の家に泊まらせてもらい、予想していたよりも落ち着いて生活できました。
他にも人事メンバーには必要な書類の手続きを手伝ってもらったり、ランチに連れて行ってもらったりしました。(オフィス周辺のおいしいものをいろいろ覚えました)
短期的な目標は、バックエンドエンジニアとしての技術力とトリリンガル(英語、日本語、ベトナム語)スキルを生かすこと、そして会社のカルチャーについてもっと知れたらと思っています。
またチームやプロジェクトのマネジメントに挑戦してみたいので、長期的な目標はITプロジェクトの運営についてより深く学び、成長することです。
シンプルですが、日本で働く機会を求めている人は、できるだけ早く適切なロードマップを設定し、全力で取り組む。必要なのはそれだけだと思います。