Duc Doba - Tokyo Techies Founder

テックサクセストレーニング:Tokyo Techies創設者のインタビュー

ドゥク・ドバは、ソフトバンクの元エンジニアであり、テック分野で幅広い経験を有しています。ドゥクは「楽しく実践的な学習経験を通して生徒に学習させる方法論」を核に、テック研究機関であるTokyo Techiesを設立しました。私達はTokyo Techiesの創設者であるドゥクのインタビューで、彼の経歴と教えに対する情熱がTokyo Techiesの立ち上げに至った経緯についてインタビューしました。

経歴

Q1: プログラミングを始めたのはいつですか?

A1:始まりは今から17年前、ベトナムです。当時私は、自分のコンピュータを持っていなかったので、インターネットカフェで勉強して、それから自宅に戻って紙の上でコード化していました。これが情報科学の背景にある原則と基本を理解するために役立ったのです。この知識を使って、2005年に国際情報オリンピックで3位を獲得することができる程までになったのです。

Q2: 国際情報オリンピックの後はどうしたのですか?

国際情報オリンピックの銅賞を受賞した後、日本企業から日本で仕事をする奨学金を授与されました。最初の6か月で、Googleカレンダーに似たアプリケーションを完全な白紙状態から設計することができました。その後、大学生がJavaScriptでスキルを伸ばすことを支援したいと思い、私自身のオープンソースプロジェクトに取り組み始めました。

数年後、もっとグローバルで英語が話せる環境を探し、楽天と出会いました。楽天市場モバイルアプリのテクニカルリーダーとして楽天で過ごした時間は、プログラミングの知識をグローバルに共有したいという私の願いを強めるに至りました。今日の世界では、それは英語でしかできないことを私は知っていたので、そのような機会をもっと探求したのです。LINEでのモバイルショッピングアプリの仕事を経て、新しいクラウドコンピューティングビジネスを構築するためにSoftbankに移りました。

Q4:あなたの経験上、生徒が技術面で成功するために必要かつ最も重要なことは何ですか?

A4:生徒が成功するために必要なことの中で最も重要なのは、全体像を把握する事です。生徒が目標を明確にし、それを達成するためのスキル開発のロードマップを作成すると、比較的簡単なプロセスになります。この意味で、技術力の育成というのはウェイトトレーニングによる筋肉の育成に似ています。どちらも、一貫した繰り返しの実践を通じて達成される長期計画を必要とします。

スキル開発計画の例

 

私が一緒に取り組んだ生徒の一人はオリジナルのチェスボットを作る事を望んでいました。このプロジェクトのための段階的長期カレンダーを作成するように、彼に指導しました。このカレンダーには、アルゴリズムの理解、チェスプログラミングの研究、スマートエンジンの作成、ユーザーインターフェイスの構築など、プロジェクトのさまざまな段階が含まれていました。このような長期計画を立てる事で、この学生は難しいプロジェクトを体系的に遂行することが出来ました。

Q5:なぜ現在のテクノロジートレーニングはうまくいかないと思いますか?

A5:私の専門的な経験から言うと、私の以前の会社のうちの1つでは、実際に日々の仕事で使われていない時代遅れのスキルを教える3ヶ月のトレーニングプログラムがありました。さらに、そのクラスは20人を超える人数で構成されていたため、指導不足や教師との交流の要素が不足していました。

すべての生徒の進歩をしっかりと把握する為には、クラスのサイズが小規模である必要があります。その分野で経験のある専門家が授業を教える必要もあります。これらの専門家は、その分野の全体像と、個々のスキルが重要である理由を生徒に説明できるという利点があります。生徒が自分のスキルが技術的にどのレベルにあるのかを理解できる唯一の方法がこれなのです。そうしてこそ初めて、生徒は次に取り組むべきことを理解することができるのです。

Tokyo Techiesでは、私たち自身が実際に企業で働いて学んだ経験を積極的に利用し、生徒がコースからできるだけ多くの影響を得られるようにしています。たとえば、東京の大企業において経験豊富なデータ科学者が率いるデータサイエンスのクラスや、PhDを持つ業界専門家が率いる小グループのロボティクスコースを提供しています。このアプローチのおかげで、生徒たちが全体像をしっかり把握しながら学習している事を私は確信しています。

Tokyo Techies への移行

Q6: 教える事を通して自分の知識をシェアしようとしたのはなぜですか?

A6:私はいつも人を助けることに興味を持っていました。これは私が生涯教師である両親から得たクオリティと言っていいでしょう。私の両親、メンター、そして他の多くの人々の助けによって今日の私があります。私は自分の知っていることを生徒と共有することによって恩返しをしたいのです。

大学時代の私は、ボランティア活動に参加する事を楽しみました。日本に引っ越して来た時、私は日本のベトナム青少年学生協会(VYSA)の会長になりました。文化活動を通して日本とベトナムの間に強い関係を築くことを目的としていました。Tokyo Techiesは、学習という旅を続ける人々を支援したいという私の場所です。

Q7:あなたのその知識を共有するために何に着手しましたか?

A7:数年前、私は東京とベトナムの両方でNeil Nguyen(Tokyo Academicsの創設者、ニール)と一緒にハッカソン(高校生や大学生、専門家向け)を始めました。これらのハッカソンを通じて、適切な教えと、やる気になる機会を与えられ若者は、何でも達成できるのを見て大いに感銘しました。18歳の学生が3人のコンピュータサイエンス教師のチームを率いていたんです!後ほど、彼がどんな経緯でプログラミングに熟達したかを尋ねた所、彼は若い頃からプログラミングが大好きで、プロのエンジニアからオンラインで常に指導を受けていると語ってくれました。

私たちは、多くの学生が偉大な若い知識人や技術者になることを手伝いたいという信念を持って、ハッカソンの開催を重ねました。そして、二度目のハッカソンの後の2015年に、ニールと私はTokyo Techiesを立ち上げたのです。過去3年間で、私たちは「小グループでをプロとしての経験を持つ講師が教えるクラス」に焦点を合わせてやってきました。私たちはロボティクス、データサイエンス、プログラミングなどの分野からの素晴らしいインストラクターとメンターのグループで成り立っており、日々進化しています。私たちは毎日仕事に来ることを楽しみにしていますし、生徒が熱望する物が何であれ、ますます多くの生徒に出会い、彼らを助け続けたいと願っています。

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